副作用の適切な対処

抗がん剤は、正常な細胞にも影響を与えます。
また、末梢神経にも影響を及ぼすこともあります。
そのため副作用が現れます。
適切な対処法でコントロールして、外来での化学療法を可能にします。

<副作用別の対処法>
吐き気・嘔吐・・・治療開始後24時間以内に起こる急性嘔吐、24時間以降に現れる遅発性嘔吐、過去の嘔吐の記憶による予測性嘔吐があります。
個人差はかなり大きいです。
抗がん剤の前に吐き気止めの薬を点滴したり、内服薬を用いることで予防が可能です。
脱毛・・・ほとんどの抗がん剤で起こります。
治療開始して2~3週間で髪が抜け始めます。
化学療法が終了すれば、3~6ヵ月くらいでまた必ず生えてきます。
それまでの間、かつらや帽子などでカバーします。
便秘・下痢・・・便秘は主に、吐き気や食欲不振による水分不足が原因で起こります。
吐き気止めの薬の副作用でも起こります。
水分を摂取したり、薬で腸管の蠕動運動を促します。
下痢は、抗がん剤によって、腸管の蠕動運動が亢進したり腸管粘膜が傷ついたりするのが原因です。
この場合も薬で抑えられます。
白血球の減少・・・抗がん剤使用後1週間目くらいから、血液中の白血球が減少します。
しかし、これは一時的なもので2週間くらいで再び増えてきます。
白血球が減少しているときに、熱が出ることもあります。
事前に抗菌薬を処方してもらうことで、ほとんどは対応できます。
医師の指示どおりに抗菌薬を服用してください。
感染症の危険性が高いときは、白血球を増やすG-CSF製剤という点滴をします。
このときは、入院治療になります。


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