広がりに合わせた乳房温存手術

触ってしこりが確認できる触知乳がんの場合、がんが1ヵ所で、大きさが3cm以下であれば、原則的に乳房温存手術が可能です。
従来の乳房温存手術では、乳房の扇状に1/4切除するまたは、がんとその周囲を円状に切り取るといった方法がとらえています。
画像検査の精度が高くなった近年では、患者さん1人1人のがんの広がり具合が、詳しくわかるようになりました。
そのため、扇状・円状といった画一的な切除方法でなく、画像検査の結果を検討して、患者さんの広がりに合わせて、過不足のないような切除範囲を決められるようになっています。
また、最近は内視鏡による手術も可能なってきました。
乳房の一部を小さく切開して、内視鏡を挿入し、病変部を観察しながら、先端に電気メスの付いた器具でがんを摘出するという方法です。
術後の痛みは少なく、傷の治りが早いなどのメリットが考えられます。
しかし、内視鏡を使わない手術に比べて時間がかかります。
手術の適応や術後の合併症など、まだ明らかでない点も多く、内視鏡手術ができる医療機関も限られています。


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