現在よく行われているのが、ティッシュ・エキスパンダー法です。
乳房切除術を受けた人で、大胸筋が温存されていれば、行うことができます。
まず、乳房切除術の傷跡から皮膚を切開して、ティッシュ・エキスパンダーという組織拡張器を挿入する手術を行います。
エキスパンダーに生理食塩水を追加注入し、皮膚を徐々に伸ばしていきます。
2週間~1ヵ月に1回の割合で、3~6ヵ月間通院して行います。
その後、さらに2~3ヵ月間、エキスパンダーを入れたままにしておきます。
この間、日常生活にはほとんど支障をきたしません。
エキスパンダーを抜いて人工乳房に入れ替える手術を行います。
手術はいずれも全身麻酔で行いますが、30分程度で済み、外来でも可能です。
数ヵ月後、希望があれば、乳頭、乳輪の再建を行います。
なお、大胸筋が残されていて、皮膚にゆとりがある人では、エキスパンダーを使わずに、そのまま人工乳房を挿入する方法もあります。
« 納得できる再建 | トップページ | 人工乳房の素材 »